棟方志功



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「愛染苑」が竣工したのは昭和58年5月1日。 町在住の石崎俊彦氏が所蔵作品を寄贈されて生まれました。 その同年、志功の命日を「愛染忌」と名付けた石崎氏が、「献華展」を草月流の成瀬先生に依頼されたのがはじまりです。
最初の「献華展」は8日間で、「志功が好んだ野草を」と コスモス、カワラナデシコ、スイカズラ、ブドウ、アケビ、葉鶏頭、 オオタデ、オミナエシ、葛の花、ネコジャラシ、ススキ、カヤツリ草、 キキョウ、ホオズキ、タムシバの実、紫苑、ヒマワリなどを花材として全館に二十点余りが生けられました。
愛染忌献華展は、華展というよりむしろ法要…。
花を飾って志功さんの供養をするということなのです。
棟方志功記念館「愛染苑」は、献花展が行われると館中美しい花々で埋め尽くされます。石崎氏が収集した河合寛次郎、浜田庄司、李朝白磁、民窯雑器など、数々の器。館いっぱいにその器を配置しされ、色取りとりの花が飾られます。超一級の芸術作品が放つ香気と、迫力に触発されて生け込まれるのです。
通常、美術館では作品が痛むというので同じ場所に花を飾ることはあまりありません。しかし、ここ「愛染苑」では献花展以外の時も毎日花が絶えることはないのです。
はじめての献花展をきっかけに、普段から花を絶やさずにいたいという活動も生まれ、成瀬先生をはじめとする方々が絶やすことなく「愛染苑」に花を生けに来ています。
こうして「花のある美術館」が生まれました。「棟方作品には花がよく似合うんです。」と語る石崎氏。「花のある美術館」は石崎氏の願いでもあるのです。
花供養とは四月八日の潅仏会に花御堂をつくって仏に供養すること、花御堂は花で飾って釈迦の誕生像を安置する。花祭りとも呼びます。
私共の花供養は九月十三日の志功さんの祥月命日です。
記念館を花御堂に設え、供花を館の内外一杯に奉仕女達の手で飾り供養をします。
また平日にも供花を絶やすことなく祀り、また飾り花としての効果も果たします。
・・・・・(略)

「愛染さまと愛染苑  石崎俊彦著」より

「愛染忌」をはじめた石崎俊彦さんとは…?
石崎さんと棟方志功のエピソード「棟方画伯と石崎俊彦」