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ムナカタ101年

 正月にあたって、昨年はどんな年だったのかを振り返ってみたいと思います。
 福光町にとってはムナカタ元年、いや100年の記念すべき実り多い年でした。したがって、今年はムナカタ101年と位置づけてもいいでしょう。
 光徳寺から始まって、愛染苑、商工会、福光美術館、鯉雨画斎と、それぞれの棟方志功への想いが、形になってきました。それが生誕100年という節目にひとつになりました。美術館だけでも全国から2万人近い棟方ファンが1ヶ月あまりで訪れています。町中の喫茶店には、見慣れないお客さんがいつも座っていましたし、タクシーも結構遠来のお客さんを案内されています。ねつおくり祭りに至っては、4日間で17万人という驚異的な熱気でした。

 棟方志功を語るとき欠かせない、石崎俊彦氏と松井寿美子さんを相次いで失ったことも、なんとも残念な出来事でした。福光の文化を育んだともいえる石崎氏の追悼集をまとめたいと思っています。

 100周年記念で、最も有難かったことは、町の各分野の方々の呼びかけで、棟方さんの遺族、関係者との交流の密度が濃くなったことです。50年間のブランクを一気に埋めた観があります。1月末には大阪の出版社から、「福光時代の棟方志功」という、立派な本も発刊される予定で、これも画期的な出来事でしょう。
 福光という風土で、内外の人たちとの交遊がどのような作品に結実したのか、ということも多くの先輩たちが語り続けてきた結果でもあります。棟方志功の「思考」を検証することで、福光ひいては南砺地方の魅力が浮かび上がってきます。
 それにしても、世界のムナカタを理解するまで時間がかかりすぎましたね。

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町民に絵手紙の手ほどき される小泉ちよゑさん

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だまし川散策の志功の 孫、石井頼子さん(右)

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